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日付:2014/07/11  カテゴリ[特集]  閲覧数[12110]

衣服の着脱や移動など日常生活の中での皮膚トラブルの危険に要注意!医療用テープを使った効果的な対応策とは?!

年を重ねると、皮膚表面の角質層は乾燥によって剥がれやすくなり、皮膚の保水性も低下し弾力や柔軟性が失われていきます。バリア機能が弱まるため外部からの刺激を受けやすく、ちょっとしたことでめくれたりヒビ割れてしまったりします。

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ケアマネドットコムが行ったアンケートでも、皮膚に何かしらのトラブルを抱えている利用者はケアマネ1人あたり平均4人ほどいることがわかりました。トラブルの内容は「痒み」「乾燥/保水性の低下」「床ずれ」「カブレ」「赤み」など、高齢者に見られる代表的な症状ばかりです。また、利用者や家族からそれらに関する皮膚に関する相談を受けたことがあるケアマネジャーは約7割にもおよび、多くのケアマネジャーが皮膚トラブルの相談を受ける場面に遭遇していることがわかります。

しかし、それらの相談に対し「適切に回答できている(「まあ適切に回答できている」含む)」ケアマネジャーはわずか4割。半数以上のケアマネジャーは利用者や家族からの皮膚トラブルの相談に対し適切に回答できていない現状が浮き彫りになりました。

図2

なぜ適切に回答できていないケアマネジャーがこれほど多くいるのでしょうか。アンケート結果によると「知識がない」「皮膚トラブルに関して詳しくない」「医療知識が乏しいから」など、医療的側面が強いせいか知識不足を理由にあげるケアマネが多く見られました。

しかし前述のとおり、高齢者の多くは皮膚トラブルに悩まされています。衣服の着脱や移動などちょっとしたことで皮膚を傷つけてしまうことも多く、日常生活の中で皮膚トラブルに遭遇する危険は非常に高いといえます。

今回は、在宅介護における利用者が具体的にどんな皮膚トラブルを抱えているのか、そのトラブルにどう対応しているのかについて、ケアマネジャーであるMさんにインタビューを行いました。すると、医療用テープを使った効果的な対応策があることがわかりました。
 

図3

夏でも半袖を着られない……頻発する内出血に悩むご利用者Aさん

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今回ご紹介するAさんは、心臓疾患や肺気腫のためにもともと皮膚が弱く、少し血圧計をきつく巻いただけで内出血してしまうほどの方でした。ご自分でもそんな皮膚の状態をとても気にされていて、夏でも「みっともなくて半袖なんて着られない」とおっしゃるほどでした。

皮膚は乾燥するとトラブルを起こしやすくなるので、ご家族には馬油を塗ったりハンドクリームを使うなど保湿する方法をお伝えしておりましたが、やはりちょっとしたことで皮膚が剥けてしまい、出血につながることがしょっちゅうでした。

「良いテープない?」そんな時には私のお気に入りをオススメ

出血したらガーゼ等で止血を行うと思いますが、その際、あてたガーゼが落ちないように固定するためのテープがありますよね?あのテープがもとで、さらに皮膚トラブルを起こしてしまうことがあるんです。

あるものは粘着力が強すぎて剥がすときに皮膚が一緒に剥けてしまったり、またあるものは皮膚かぶれを起こすなど……。「これ」といったテープがなく、周りのケアマネジャーから「良いテープない?」と相談を受けることもしばしばでした。といっても、実は私には以前看護師として働いていた当時からのお気に入りのテープがありまして、それがスリーエムヘルスケアの「やさしくはがせるシリコーンテープ」です。

 

トラブルを起こしにくいテープを常にカバンにしのばせて

図7

やさしくはがせるシリコーンテープは通常のテープと同じくらいの粘着力なのですが、とても簡単に、やさしく剥がすことができるんです。 ご利用者さんからも「貼っているときの違和感が少ない」「剥がすときに痛くない」といった声が多く、利用者さんからのリクエストにいつでも応えられるよう、仕事用カバンの中に常に入れておくようにしています。

周りのケアマネジャーたちもいろんなテープを試して使ってみたりしているようですが、どれがいいかと聞かれたらやさしくはがせるシリコーンテープをおすすめしています。

皮膚状態が弱っている利用者には重要なテープ選び

図8

在宅介護のケースでは、湿布やガーゼなどの貼り直しをご家族が行うことも多く、質の良くないテープを使用していると出血のもとになることもあります。特に高齢者の場合、血をサラサラにする薬を服用していることが多いために、動転したご本人やご家族から電話で呼び出されることもしばしばです。すぐに駆けつけられればいいのですが、そうもいかないこともあるので、ご利用者さんにもなるべくやさしくはがせるシリコーンテープを使っていただくようにお伝えしています。

利用者さんにとってはどれも同じようなテープに見えているのかもしれませんが、皮膚状態が弱っている方にとっては、どれを選ぶかが非常に重要なポイントだと思います。 デイに行く際にも荷物カバンの中にやさしくはがせるシリコーンテープを入れておいてもらっています。デイなどではテープの用意がなかったり、あっても質の良くないテープを使用してるケースもあるので、常に1つ入れておくと安心ですね。

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