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日付:2010/03/26  カテゴリ[ケアマネ就職ガイド]  閲覧数[12287]

就職戦線異状あり!? ケアマネ就職ガイド

年々厳しくなっているケアマネジャーの就職市場。
そんな状況を打破し、ケアマネとして働くためにはどうしたらいいのか!?
株式会社エス・エム・エスで年間3,000人の転職をフォローしてきた敏腕コンサルタント達が、
皆さんへアドバイスします!!

VOL.4
あなたはどんなスキルをお持ちですか?

今回の語り手
株式会社エス・エム・エス
ケアマネ人材グル―プ

大北恭平さん

◆ケア人材バンクとは……
ケアマネの年間3,000名以上が利用する転職を成功に導く無料転職サービスです。

前回の内容の続き

  前回は、年々減少するケアマネジャーの求人件数に対して、就職・転職を成功させるためにはどんな媒体をどのように使えばいいか、各媒体の特徴などを踏まえてご紹介しました。今回はその続編として、就職・転職に役立つスキルを説明していきたいと思います。
   ご存知かと思いますが、ケアマネになるためには定められた一定の職務経験が5年以上必要です。言い換えると、ケアマネには必ず前職があります。ケアマネになるまでに経験してきたこと、培ったもの、それがあなたが持っているスキルです。
今回は、ケア人材バンクに寄せられる採用担当者からの人材ニーズを踏まえてお伝えしていきます。

まずは基本的なスキルから

ケアマネとして働く上で、必須条件とも言えるのが次のスキルです。

■実務スキル
  • パソコン操作(エクセル、ワード、メールなどの基本操作ができること)
  • 一般教養(言葉づかい、礼儀)
  • 普通自動車運転免許(※地域によって必要になる場合があります)

  パソコン操作はケアプランや帳票の作成など、ケアマネ業務になくてはならないものです。パソコン操作に時間を取られ、業務に支障をきたしてしまうこともあると聞きます。より効率的に業務をするためには、日ごろからパソコンに慣れ親しんでおくとよいでしょう。
普通自動車免許は事業所によって必要とされる場合があります。ご利用者の家が離れている場合など、訪問の際に車を使うためです。自動車免許のほか、その地区の道に詳しいなども強みの一つになります。

■知識スキル
  • 介護保険制度
  • 介護の社会資源

介護の社会資源には、フォーマルなもの(公的なもの)とインフォーマル(公的ではない。民間や個人が行っているもの)なものがあり、無料で使えるサービスです。ご利用者の方の支援の一つとしてケアプランに盛り込むことができ、保健医療サービス、福祉サービス、地域のボランティア活動などのことを言います。介護保険だけでは賄えない部分の補助的役割として、例えばバスの無料乗車証の発行やスーパーの買い物代行サービスなど、地域によって様々なサービスが提供されています。

■コミュニケーションスキル
  • 傾聴力
  • 調整力
  • 情報の収集、整理、伝達(アウトプット)する力

スキルの中で最も重要視されるのがコミュニケーションスキルです。ご利用者の方やそのご家族、行政や自分の事業所の仲間や上司、サービス事業所や業者など、関わる人が多いのがケアマネの仕事です。特にご利用者のインテークの場面では、聞き上手になることが望まれます。ご利用者の言葉だけではなく、態度や表情などからも相手の気持ちをつかむことが大事です。

就職先別に見ると

さて、ここからは居宅と施設、それぞれに求められるスキルについてご説明していきたいと思います。居宅と施設では、ケアマネといえど業務内容に違いがあり、求められるスキルも違います。ケアマネ業務だけに専念したいのか、現在の業務に平行してケアマネ業務をやりたいのか、自分の意思を明確にした上で就職・転職活動を行いましょう。

■居宅(居宅介護支援事業所、在宅介護支援センター、その他)
【実務スキル】
  • サービス提供責任者の経験
  • 営業経験
【知識スキル】
  • 介護保険制度
  • 各サービス事業所のサービス内容
  • その地域の社会資源の中身
  • 医療知識(症状や病名、薬など)

  実務スキルのサービス提供責任者の経験とは、ケアマネの基本的な仕事の流れを知っているかどうかということです。訪問介護ヘルパーの経験だけでは、アセスメントや給付管理というところまではなかなか知る機会がなく、具体的な内容まではわからないことがあります。その点、サービス提供責任者の経験者であれば、仕事上ケアマネ業務の全体の流れを理解している場合が多く、すんなりとケアマネ業務に入ることができるのではないかと思います。
  居宅ケアマネは多種多様な場面に直面します。それに対応するためは、知識スキルを高めるため普段から様々な情報を集めようとする好奇心が大切です。その地域で展開されている介護の社会資源や、介護保険制度の地域特性なども知っておくといいでしょう。
  営業力は、新規案件の獲得が業務内容に含まれている場合に必要とされるスキルです。新規案件の獲得が収益に直結する個人事業所の場合は、経営者が特に重視するポイントです。

■施設(介護老人福祉施設、介護療養型医療施設、介護老人保健施設)
【実務スキル】
  • 施設介護の経験(リーダーまたは管理職の経験があれば尚良し)
  • スケジュール管理能力
【知識スキル】
  • 介護保険制度
  • 認知症や嚥下、褥瘡などの知識
  • 他職種の仕事内容、役割の理解
  • 社会資源(特に老健や特養の場合)
  • 医療知識(症状や病名、薬など)

  居宅と違い定期訪問はありませんが、施設によっては100人単位のケアプランを作成したり、介護職との兼任を求められるところもあります。
  最も重要なのは、大勢の他の職員たちとうまくコミュニケーションを取りながら業務を進める必要がある点です。介護職、看護職、医師、家族、OTやPT、給食担当など、多くの関係職員たちの調整役とも言えるかもしれません。ご利用者の方に合ったケアプランを作成するために、そういった関係各所から必要な情報を集めたり、段取りよくサービス担当者会議を開くなどの力が求められます。

最後に

今回ご紹介したスキルは、なければならないというものではありません。しかし、一つでも多くアピールポイントを持っておくことは、就職・転職活動を進める上で大変有利になります。もちろん自分の希望する職場によって求められるスキルは違いますので、まずはケアマネとしてどういう風に働きたいのかを明確にしておきましょう。
  また、どんなに完璧なスキルを持っている人でも、傾聴力やコミュニケーション力が欠けている人は歓迎されません。いろいろな技術や知識を身に付けることはもちろん大切ですが、まずは「人の話をよく聞く」ことや、チャレンジ精神、仕事への情熱といったこともしっかりと自分のものにしておくことが大切です。

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